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発達障害について◆ボーダーラインチャイルド◆

主に親の養育態度の問題が原因で、乳幼児期のごく早い段階で、安定した親子関係を築くことができず、歪みのある性格になってしまったような状態をボーダーラインチャイルドと呼んでいます。
空想と現実の区別ができなく、対人関係はとても未熟で下手です。不安定なので、ささいなことでキレてしまいます。子どもに悪影響を与える親の養育態度として、「過保護」「完全主義」「拒否」の三つがあげられています。

親は子どもに手をかけて育てなければなりませんが、手をかけすぎると「過保護」になります。過保護な親に育てられた子どもは、当然、親に甘えた状態になり、幼稚園や保育園に入って親離れしなければならないとき、大泣きしたりパニック状態になります。そういう子には、親と離れなくてはならないときがあることを体験させなくてはなりませんが、そのまま放置すると、思春期の頃に不安神経症になることがあります。

「完全主義」、いわゆる極度の教育ママがこれに当たります。人間はみなそうですが、強敵に出会った場合、無条件降伏するか、敵前逃亡するか、徹底抗戦するしかありません。
無条件降伏は、親の言うとおりになることですが、子どもの能力からすると、どんなに頑張っても親の要求水準に応えることはできません。すると、非常に不安な状態になって、自分のやっていることを一つひとつ確認してもらわないと前に進めなくなるという強迫状態になります。
敵前逃亡は、その場からいなくなることなので、家出という方法もありますが、家出には大きなエネルギーが必要です。そこで、家の中にいても心理的に家出する方法を見つけます。空想にふけったり、引きこもったりするのがその典型的な例です。
徹底抗戦は、「うるせえ」「カンケーネー」などと言葉での反抗から、壁をけとばしたりガラス窓を壊したり、親に手をあげるようになっていきます。うるさい親に立ち向かって暴れると、非行少年というレッテルを貼られてしまうこともあります。

「拒否」とは、単に、だめと制止するという意味ではありません。だめと言うとき、その親の心には、はっきりとした敵意があります。敵意をもって無視するのが拒否です。拒否は、身体的、心理的暴力とならぶ虐待の一つのかたちです。親から拒否されて育った子どもは、泣いても抱き上げてもらえずただ泣いているだけ、笑いかけても親はこちらを見てもくれない。こうした愛情飢餓とでもいう状態では、当然、「基本的な信頼感」が育たないので、幼児期から思春期になって、人と接するときにまず不信感や不安感を強く抱くようになります。ボーダーラインチャイルドには「私なんか…」といった強い自己否定の気持や、「どうせ無視されるだろう」というあきらめの心が底にあります。

 
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